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火災や災害現場など緊急時の消防防災活動の第一線で活躍する消防官(消防士)。119番通報を受け、傷病者に緊急処置をしながら医療機関へ搬送したり、事故現場から救出したり、災害時など緊急事態が発生した際に現場にいち早く駆けつけ人命救助を行ったり、人命や財産を守る仕事です。また、火災などの災害を未然に防ぐ活動もとても重要な仕事です。
消防官になるためには資格や免許を取得するのではなく、消防官採用の公務員試験に合格する必要があります。各自治体で行われている採用試験を受験し、合格すれば消防官(消防士)になることができるのです。試験は、最終学歴により区分されている場合が多く、個々それぞれに適した区分にて受験することが可能です。例えば東京都での受験については、市町村ではなく「東京消防庁」という東京都の組織の所属になります。また、総務省管轄の「消防庁」という国の機関がありますが、ここでは消防官の採用は行っていませんので、注意が必要です。
消防官採用試験に採用後は、消防学校に入校し消防業務の基礎を約半年間に渡り修得します。消防学校を卒業した後は、消防署に配置されて実務経験を積み、専門知識や技術を蓄えそれぞれのキャリアへと進んでいきます。
強調性とチーム力
消防官の仕事は常にチーム行動であり、一人だけで行動するものではありません。消防官採用試験に採用された後に入校する消防学校から、寮での集団生活をして「集団で行動する大切さ」を含めて学びを深めていきます。1人でサクサクと仕事をこなしていきたいという考え方の人よりは、協調性がありチーム一丸となって仲間と共に協力しながら成⻑していきたいという考え方を持っている人の方が向いているでしょう。
激務に耐えられる忍耐力
消防官は過酷な現場で重い防火服や酸素ボンベを身につけ、さらに火災現場の熱さに耐えながら時には50キロ近い放水ホースを持ち消火活動を行ったり、人命救助を行ったりします。体力的に大変厳しい仕事であることは、簡単にイメージができます。また、厳しい訓練を乗り越えた後も、火災現場や災害現場など人命に関わる現場で任務を遂行することも多く、自分自身がトラウマを抱えるような危険な目に遭うことも少なくありません。体力だけではなく精神力も強くなければ務まる仕事ではありません。
冷静な判断力
いつも同じ状況や環境の現場で活動するわけではなく、日々変化する状況や環境の中で仕事をします。時には、自分の想像をはるかに超える危険な場面にも出くわします。あらゆる場面でパニックを起こすことなく、その時々に応じて常に冷静沈着に判断し行動しなければいけません。普通ならパニックになってしまうような場面であっても、冷静さを失って取り乱すことなく冷静に判断できる力が必要だと言えるでしょう。
消防官になるための主な試験対策としては、教養試験対策の他、小論文対策や面接試験対策も必要です。中でも小論文対策は、課題の趣旨を理解する読解力や分析力、そして論理的思考力、実践力、人間力が問われます。その他にも、どのような消防官になりたいのか、どのようなキャリアを積んでいきたいのかをアピールできる機会でもあります。
小論文試験は、多くの地域の消防官採用試験で配点が高いため小論文対策を疎かにするのはとても危険です。文章を丸暗記したり誰かが予め用意していた文章で対応したりといった付け焼き刃の方法では、採用する側には見抜かれてしまうでしょう。1つの方法として丸暗記が上手く行く場合もあるかもしれません。しかし、採用する側が何のために小論文試験を課しているのかを考えた場合、消防官として働くうえでの対応力や人間力、また1人ひとりの考え方など必要な能力をはかるための試験であることは明らかです。
試験当日にどのような課題を出されたとしても対応できる能力を身につけておけば何も心配する必要はありません。そして、そのような対応力や論理的思考能力は、ただ採用試験を乗り越えるだけのものではなく、消防官として仕事をする中で自分自身の糧になること間違いないでしょう。
地元の消防職員採用試験の結果発表があり合格しておりました。さらに東京消防庁の方も合格をいただきました。先生のお力添えがなければ、東京消防庁の小論文という難関な試験を突破することだけでなく、地元の消防試験に合格することも難しかったと感じております。本当にありがとうございました。春から、消防士として多くの人を助けられるように頑張ります。
1 小論文.comを受講した経緯
私の組織の昇任試験には小論文があります。何回か昇任試験にチャレンジしたのですが、自分なりに努力、研究、研鑽を重ねたものの小論文の点数がなかなか伸びず「自分だけの力では限界がある」と判断しました。
そこで、小論文の添削指導をしていただけるサイトはないかとインターネットで検索していたところ小論文.comがあり、受講することを決めました。
2 小論文.comを選んだ理由
小論文.comのコースは、自ら課題を決め小論文を作成して、それを添削していただける「教材持込コース」や昇任試験を想定して小論文を作成する「模試作成コース」等、こちらのニーズに100%お応えしていただけるコースが充実しており、何より添削者が懇切丁寧に、そして親身になって指導していただけることがわかりましたので、これしかないと思い小論文.comを選びました。
3 小論文試験結果
教材持込コースで過去に出された課題をもとに小論文を作成し添削指導をしていただくことで、「ここをこうするとよい」「ここはこうしないほうがよい」等の指導を受け実力がアップしました。また、模試作成コースでは、昇任試験本番を想定して小論文を作成することで、自分が予想だにしない課題への対応能力がアップしました。
これらの指導により小論文試験の点数が飛躍的に伸び、最終的には昇任試験に合格することができました。
4 結びに
前述のとおり、自分の力ではどうにもならない状態から飛躍的に実力がアップしたことについて深く感謝しています。
何年後かに新たな昇任試験がありますので、その際は再度小論文.comコースを受講したいと考えています。
ここまでで、消防官(消防士)の試験対策の特殊性について学んできました。受験の全体像が見えてきた今だからこそ、ここからさらに具体的に小論文の考え方、書き方、深め方を学習していく必要があります。特に小論文という試験科目や志望先に提出する書類作成、そして面接試験対策は一気にまとめて理解し作業を進めていく必要がありますから、これから一気に仕上げていくようにしましょう。
そのための次のステップとして、【小論文.comの考え方】で、より具体的な試験対策を計画していきましょう。